2年前。
全てはここから始まった。
そんな単純なことさえ忘れていて
脆く儚げな横顔の印象に
そっと手で触れてみたくなる。
* * *
何があったか知らないけれど
丸ごとあなたを受け容れましょう。
宿り木を求めているのなら
それが
ワガママだった私にできる、せめてもの償いだから。
* * *
砂漠で逸(はぐ)れた子供みたいに
月を見上げる頼り無い背中。
誰かどうか
このヒトを救って欲しい。
私では 力不足だから。
全てはここから始まった。
そんな単純なことさえ忘れていて
脆く儚げな横顔の印象に
そっと手で触れてみたくなる。
* * *
何があったか知らないけれど
丸ごとあなたを受け容れましょう。
宿り木を求めているのなら
それが
ワガママだった私にできる、せめてもの償いだから。
* * *
砂漠で逸(はぐ)れた子供みたいに
月を見上げる頼り無い背中。
誰かどうか
このヒトを救って欲しい。
私では 力不足だから。
優しい瞳に堪えられず
零れてゆく柔らかな涙。
触れちゃいけなかった。
口にしてはいけなかったのに。
* * *
カラダに刻まれた記憶。
何も介さず感じる本能に
安らぎにも似た刹那(切な)さを感じてみたりする。
* * *
どろりと落ちる彼の跡。
混じる私の性の証。
いっそ何か生まれたら、何か変わるのだろうか。
そんな変化
まだ望みはしないけれど。
零れてゆく柔らかな涙。
触れちゃいけなかった。
口にしてはいけなかったのに。
* * *
カラダに刻まれた記憶。
何も介さず感じる本能に
安らぎにも似た刹那(切な)さを感じてみたりする。
* * *
どろりと落ちる彼の跡。
混じる私の性の証。
いっそ何か生まれたら、何か変わるのだろうか。
そんな変化
まだ望みはしないけれど。
強がりだとわかっているけれど
我侭を言ったって
届かないし叶わないのも知ってるから。
泣いたって
蹲ったって
誰も援けてなんてくれないんだから。
気付いてる。
知ってる。
分かってる。
でも どこかで祈ってる。
我侭を言ったって
届かないし叶わないのも知ってるから。
泣いたって
蹲ったって
誰も援けてなんてくれないんだから。
気付いてる。
知ってる。
分かってる。
でも どこかで祈ってる。
母から貰った
蒼い星。
祈りを捧げ
想いを秘めて
夜の漆黒に解放(ときはな)した。
* * *
届かない独り言も
夢の中に押し込めて
届かない背に手を伸ばした。
見えない未来(あした)が幸せだった。
* * *
往き先は
もう手の中にある。
あとは掌を開くだけ。
私は全てを見つけたから。
蒼い星。
祈りを捧げ
想いを秘めて
夜の漆黒に解放(ときはな)した。
* * *
届かない独り言も
夢の中に押し込めて
届かない背に手を伸ばした。
見えない未来(あした)が幸せだった。
* * *
往き先は
もう手の中にある。
あとは掌を開くだけ。
私は全てを見つけたから。
泣くことを禁止してきた。
涙はオンナの武器だと言われるのが嫌で
泣くことを自分に許さなかった。
* * *
おぃおぃと泣くことで
魔法使いが現れ全て変えてくれるのなら
私は涙を見せるだろうか。
柔らかな部分を曝せるだろうか。
* * *
人前で泣けるヒトは強い。
己の弱みを示せるヒトは
それを見せても安全であると言い切れる人だ。
* * *
泣き続けたって
眠り続けたって
状況は未だ漆黒で。
そんな中で紡がれる物語に何を求めよというのだろう。
涙はオンナの武器だと言われるのが嫌で
泣くことを自分に許さなかった。
* * *
おぃおぃと泣くことで
魔法使いが現れ全て変えてくれるのなら
私は涙を見せるだろうか。
柔らかな部分を曝せるだろうか。
* * *
人前で泣けるヒトは強い。
己の弱みを示せるヒトは
それを見せても安全であると言い切れる人だ。
* * *
泣き続けたって
眠り続けたって
状況は未だ漆黒で。
そんな中で紡がれる物語に何を求めよというのだろう。
気持ちと感情を
想い出として己に封印し
人は何処に行こうというのだろう。
記憶の沼に足を取られ
絡みつく涙を振り切り
そうして走りきった先にあるのは天国か
はたまた 閻魔さまのお膝元か。
想い出として己に封印し
人は何処に行こうというのだろう。
記憶の沼に足を取られ
絡みつく涙を振り切り
そうして走りきった先にあるのは天国か
はたまた 閻魔さまのお膝元か。
“今甘えなければオマエはいつ甘えるんだ。
いいから思いっきり泣け。泣くときは泣け。”
ほら
そうやって優しくするから戻ってしまう。
足枷になってしまう。
傷つけあってしまう。
あなたの前ではもう泣かないって決めてたのに。
いいから思いっきり泣け。泣くときは泣け。”
ほら
そうやって優しくするから戻ってしまう。
足枷になってしまう。
傷つけあってしまう。
あなたの前ではもう泣かないって決めてたのに。
メール。
飛ばそうとした手を止めてCLRに乗せる。
* * *
決壊しそうな夜。
今までどうやってこんな夜を越えてきたのだろう。
* * *
膝を抱えてにらめっこ。
自分の中の甘えが嫌だわ。
飛ばそうとした手を止めてCLRに乗せる。
* * *
決壊しそうな夜。
今までどうやってこんな夜を越えてきたのだろう。
* * *
膝を抱えてにらめっこ。
自分の中の甘えが嫌だわ。