先見人(よみびと)知らず。
2005年12月27日 恋愛“名にし負わば、いざこと問はむ都鳥
わが思ふ人はありやなしやと”
―――在原業平
此処は
あの夕日の東屋から遠すぎて。
もう何も見えなくなってた。
だからそこには居ないと思ってた。
* * *
早く大人になろうと急ぎすぎたみたいだね。
これからは自分のペースで空見ながら歩こう。
ありがとう。
この答えはきっと
5年後の私たちが知ってる。
わが思ふ人はありやなしやと”
―――在原業平
此処は
あの夕日の東屋から遠すぎて。
もう何も見えなくなってた。
だからそこには居ないと思ってた。
* * *
早く大人になろうと急ぎすぎたみたいだね。
これからは自分のペースで空見ながら歩こう。
ありがとう。
この答えはきっと
5年後の私たちが知ってる。
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自分のことは自分が一番よく理解できないけれど
私の思うことは
わたしが一番よく把握してる。
譲れない。
守りたいものがあるなら
決して振り返ってはいけないから。
私の思うことは
わたしが一番よく把握してる。
譲れない。
守りたいものがあるなら
決して振り返ってはいけないから。
初めて会った貴方。
高校からの親友。
大学で知り合った友人。
ゼミでお世話になっている恩師。
バイトの上司。
皆が皆、口を揃えて言う。
“貴女はとてもアタマがいいと思う。”
ここで言うアタマガイイ とは どういうこと?
* * *
恩師には
“勿論、いい意味ではなくてね。”とオマケのお言葉まで頂いた。
言葉を言葉として捉えることができない。
すなわち
全てに於いて裏付けを求めてしまうということ?
* * *
「頭の良さ=勉強ができること」
必ずしもこれらはイコールではない。それは知ってる。
そしてまた精神病患者の殆どが
「頭のいい、良い子」だという話も聞いたことがある。
だとしたら
あまり好意的なものではないかもね。
言葉って難しいわ。
高校からの親友。
大学で知り合った友人。
ゼミでお世話になっている恩師。
バイトの上司。
皆が皆、口を揃えて言う。
“貴女はとてもアタマがいいと思う。”
ここで言うアタマガイイ とは どういうこと?
* * *
恩師には
“勿論、いい意味ではなくてね。”とオマケのお言葉まで頂いた。
言葉を言葉として捉えることができない。
すなわち
全てに於いて裏付けを求めてしまうということ?
* * *
「頭の良さ=勉強ができること」
必ずしもこれらはイコールではない。それは知ってる。
そしてまた精神病患者の殆どが
「頭のいい、良い子」だという話も聞いたことがある。
だとしたら
あまり好意的なものではないかもね。
言葉って難しいわ。
愛はプライドより強く/辻仁成
2005年12月24日 読書
現実逃避の本の虫。
ほぼ1日1冊ペースで順調にノルマ達成中。
* * *
“記憶にある、一番最近泣いた日のことを教えてもらえませんか?”
こんなこと聞かれたら
すぐにでも恋に堕ちてしまうような気がした。
辻さんの文章のせいかもしれないけれど
私はこういう優しさに弱い、みたいだ。
* * *
プライド。
誇りと言えば聞こえはいいけれど
どうしても人を頑なにさせる何かを思ってしまう。
私の持つそれはむしろ
見栄と呼ばれる卑しいものかもしれない。
ほぼ1日1冊ペースで順調にノルマ達成中。
* * *
“記憶にある、一番最近泣いた日のことを教えてもらえませんか?”
こんなこと聞かれたら
すぐにでも恋に堕ちてしまうような気がした。
辻さんの文章のせいかもしれないけれど
私はこういう優しさに弱い、みたいだ。
* * *
プライド。
誇りと言えば聞こえはいいけれど
どうしても人を頑なにさせる何かを思ってしまう。
私の持つそれはむしろ
見栄と呼ばれる卑しいものかもしれない。
シルエット/島本 理生
2005年12月23日 読書
1時間掛からずに読破。
読みやすいけれど、ただ優しいだけじゃない。
なかなか言葉にならない想いが溢れていて
読み終えてなんだか嬉しくなった。
* * *
冠くんと「わたし」との恋。
惹かれあうゆえに傷つけあって
お互いがお互いに気付いた時にはもうなす術が無い。
この感じ、分かるんじゃない?
読みやすいけれど、ただ優しいだけじゃない。
なかなか言葉にならない想いが溢れていて
読み終えてなんだか嬉しくなった。
* * *
冠くんと「わたし」との恋。
惹かれあうゆえに傷つけあって
お互いがお互いに気付いた時にはもうなす術が無い。
この感じ、分かるんじゃない?
With you/幻冬舎文庫
2005年12月22日 読書
女性作家が描く女性のための官能小説。
…なるほど官能小説だったんだ。
道理でSとかMとか出てくるわけだ。
* * *
年齢もテイストも違う作家が記す女の性は
どれも悩ましい。
性的なものじゃなくてむしろ
恋愛中のその心情が生々しい。
* * *
個人的には
一番最初の小池真理子さんの文章にやられた。
冷静な言葉が、今の私には悉く突き刺さる。
* * *
“どうして特定の誰かに魅かれるのだろう。
(…)条件だけとればどこにでもいるような男だ。
金持ちでなければ、美形でもない。飛び抜けた才能があるわけでもない。
それなのに執着した。失った途端、自分が壊れた。”
―――『曼珠沙華』 桐生典子
高校のとき、初めて本気の恋を失った。
居場所がない毎日のなか
何度この言葉を己にぶつけたことだろう。
* * *
私ね
やっぱり男と女って、寄り添い求め合うものなんだと思う。
虚しさを感じても
遣る瀬無さを感じても
心も身体も「安定」求めて常にふわふわしてる。
たとえ強い人間でも、独りじゃ生きられない。
* * *
誰かさんの「恋したいmode」にやや感染気味。
恋愛だけが幸せの全てじゃないってのに!もう!!
…なるほど官能小説だったんだ。
道理でSとかMとか出てくるわけだ。
* * *
年齢もテイストも違う作家が記す女の性は
どれも悩ましい。
性的なものじゃなくてむしろ
恋愛中のその心情が生々しい。
* * *
個人的には
一番最初の小池真理子さんの文章にやられた。
冷静な言葉が、今の私には悉く突き刺さる。
* * *
“どうして特定の誰かに魅かれるのだろう。
(…)条件だけとればどこにでもいるような男だ。
金持ちでなければ、美形でもない。飛び抜けた才能があるわけでもない。
それなのに執着した。失った途端、自分が壊れた。”
―――『曼珠沙華』 桐生典子
高校のとき、初めて本気の恋を失った。
居場所がない毎日のなか
何度この言葉を己にぶつけたことだろう。
* * *
私ね
やっぱり男と女って、寄り添い求め合うものなんだと思う。
虚しさを感じても
遣る瀬無さを感じても
心も身体も「安定」求めて常にふわふわしてる。
たとえ強い人間でも、独りじゃ生きられない。
* * *
誰かさんの「恋したいmode」にやや感染気味。
恋愛だけが幸せの全てじゃないってのに!もう!!
君主論/マキャヴェリ
2005年12月19日 読書
中学生の時は
マキャヴェリズムが理解できなくて挫折した。
幼心にも“人間はそんなに悪いものじゃない”と
反撥を覚えたから。
* * *
恩師によると“如何にしてヒトに意地悪するか”が書かれた本。
ゼミの関係で再び手にすることになった。
ゼミで取り上げたデカルトに比べ
マキャヴェリは研ぎ澄まされた刀のようだと思った。
人は疑うべきもので、信じられるのは己のみ。
…そんな危うい脆さが、諸刃の刃を思わせる。
* * *
神なんてこの世には居ない。
だから誰も救われない。
神の御手に縋ることなく、残忍に、狡猾に生きよ。
確かにそういうことなんだろうけれど
寛容の精神を持つ余裕のない分、デカルトに劣る印象が拭えない。
神に依拠するデカルトにも
私は賛同致しかねるのだけれど。
マキャヴェリズムが理解できなくて挫折した。
幼心にも“人間はそんなに悪いものじゃない”と
反撥を覚えたから。
* * *
恩師によると“如何にしてヒトに意地悪するか”が書かれた本。
ゼミの関係で再び手にすることになった。
ゼミで取り上げたデカルトに比べ
マキャヴェリは研ぎ澄まされた刀のようだと思った。
人は疑うべきもので、信じられるのは己のみ。
…そんな危うい脆さが、諸刃の刃を思わせる。
* * *
神なんてこの世には居ない。
だから誰も救われない。
神の御手に縋ることなく、残忍に、狡猾に生きよ。
確かにそういうことなんだろうけれど
寛容の精神を持つ余裕のない分、デカルトに劣る印象が拭えない。
神に依拠するデカルトにも
私は賛同致しかねるのだけれど。
慈雪(じせつ)のあいさつ。
2005年12月18日 恋愛わくわくする。
身体が呼吸を始める。
久しぶりに感じる、水の優しさ。
* * *
真っ白な轍(わだち)には
揺らぎない自分で。
未知なき道には時節の鍵(情)を。
もう
忘れたりしないから。
身体が呼吸を始める。
久しぶりに感じる、水の優しさ。
* * *
真っ白な轍(わだち)には
揺らぎない自分で。
未知なき道には時節の鍵(情)を。
もう
忘れたりしないから。
空色勾玉/荻原 規子
2005年12月17日 読書
これまたバースディ本。
昨年ミュージカル化され
大好きなZABADAKが“劇中歌を手がけた”とライブで紹介。
友人が誕生日に乗じて贈ってくれた少々曰くアリな品。
* * *
作者萩原さんの処女作。
処女作ってどこか荒々しかったりするものだけれど
彼女のは、一見して教養深さを感じる丹精な文章。
ファンタジーを読むのは久しぶりで
素直に読めるか自信がなかったのだけれど
古事記好きも幸いしてか、恐ろしくのめり込み一気に読破した。
* * *
太陽と月。
照日王(てるひのおおきみ)と月代王(つきしろのおおきみ)。
同調しつつも相反するものを持つ。
そんな二人の神の在り方に
自分と弟を重ねてしまった。
* * *
最近また読書熱が再燃。
睡眠時間を削ってでも本の虫になってしまう。
駄目だなぁ…私。
昨年ミュージカル化され
大好きなZABADAKが“劇中歌を手がけた”とライブで紹介。
友人が誕生日に乗じて贈ってくれた少々曰くアリな品。
* * *
作者萩原さんの処女作。
処女作ってどこか荒々しかったりするものだけれど
彼女のは、一見して教養深さを感じる丹精な文章。
ファンタジーを読むのは久しぶりで
素直に読めるか自信がなかったのだけれど
古事記好きも幸いしてか、恐ろしくのめり込み一気に読破した。
* * *
太陽と月。
照日王(てるひのおおきみ)と月代王(つきしろのおおきみ)。
同調しつつも相反するものを持つ。
そんな二人の神の在り方に
自分と弟を重ねてしまった。
* * *
最近また読書熱が再燃。
睡眠時間を削ってでも本の虫になってしまう。
駄目だなぁ…私。